こんにちは。株式会社Grow up広報です。
今回は『瓦屋根・棟の構造と正しいメンテナンス方法』についてご説明させていただきます。
瓦屋根のお住まいの方に多くいただくご相談・・・
・棟がズレている
・漆喰が剥がれれいる 等がございます。
【正しいメンテナンスを行うために】
仕組みや劣化原因・修理方法を知っておきましょう。
屋根瓦の棟の仕組み
平瓦で保護できない屋根頂部の棟
棟の端に鬼瓦を設置し、漆喰を詰めることで雨水の侵入防止や、瓦の固定になります。
土や漆喰を使用する棟は”湿式工法”(しっしきこうほう)と呼ばれています。
湿式工法とは、コンクリートや、漆喰、石膏などの水を混ぜたそ素材を、乾燥する前に塗布して外壁の下地を作る方法。
この方法とは逆に、水を必要とする材料を用いず組み立てによって外壁を作る方法を”乾式工法”(かんしきこうほう)という。
▽湿式工法の長所
・つなぎ目などがなく、仕上がりがいい
・コストパフォーマンスに優れている
代表的な湿式工法として、モルタル塗り、漆喰塗り、土壁塗りなどがあります。
▽乾式工法の長所
・乾燥待ちの必要がないので、気候に左右されることがない
・工期が短く済む
などがあげられます。
棟 周辺の劣化原因
半永久的に使用できると言われている瓦ですが、築年数が経過すれば飛来物によって瓦が割れたり、棟を固定している銅線が切れる、漆喰のひび割れ、剥がれるなど様々な変化が起こります。
特に、漆喰は瓦を固定する役割があるため、経年劣化による棟のズレ、平瓦もズレやすくなってしまいます。
そして、棟全体も歪む原因に・・・
台風・強風
屋根頂部は風の影響を受けやすいです。
・台風による強風で棟が崩壊
・棟瓦が破損し落下
瓦の飛散や棟の倒壊などの被害が出ることも・・・
現在は落下しない瓦や施工方法が推奨されています。
棟瓦を銅線で括って固定しているお住まいの方も非常に多いです。
地震で棟瓦が歪んだり、崩壊や落下も起こり得ます。
下部の瓦に棟瓦が落下すると多重被害に・・・
頂点で被害が出れば下部の瓦にも影響してしまいます。
棟瓦のメンテナンス方法
破損することで、屋根瓦全体に被害を拡散しやすい棟瓦、万が一不具合が発生したら、迅速に補修を行いましょう。
漆喰詰め直し工事
ひび割れが目立ち始める10〜15年程度で漆喰の詰め直し工事を行いましょう。
棟の取り直し工事
少しずつ銅線も緩み、築20年程度経つと棟がズレやすくなります。
気になり始めた時点で棟の取り直し工事を行いましょう。
①屋根の棟部分の瓦を解体
②しっかり整列させ積み直す
↑まとめて平瓦のズレ調整、漆喰の詰め直しができます。
屋根瓦で注意したいのは、棟の劣化だけではありません。
防水紙が傷むことで雨漏りを引き起こします。
築20〜25年頃から棟の修理に合わせ屋根葺き直し工事を検討しましょう。
▽軽量な瓦KMEW(ケイミュー)ROOGAへ葺き替え
▽防災瓦へ葺き替え
▽棟の乾式工法
等を行うことで、更に自然災害に強い屋根に仕上げることが可能になります。
ということで、今回は『瓦屋根・棟の構造と正しいメンテナンス方法』についてお話させていただきました。
次回は>>>『雨樋の種類と素材について』
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