こんにちは。株式会社Grow up広報です。
今回は前回に引き続き
”屋根のメンテナンス・リフォーム時期の目安”についてお話させていただきます。
屋根材にはたくさんの種類があり、それぞれ耐用年数が違います。
それでは、屋根の寿命はどのくらいなのでしょうか。
また、メンテナンスのタイミングはいつがいいのか、気になっている方も多いかと思います。
そこで今回は、屋根材としてよく使われる『和瓦』についてご説明いたします。
瓦の種類でよく耳にする言葉として「日本瓦（にほんかわら）」、「和瓦（わがわら）」があると思います。
これらが指す瓦はどこが違うのでしょうか？
実は・・・全く同じです！
それでは「日本瓦」の正式名称は・・・
実は、「J形瓦（じぇいがたかわら」なんです。
"J"とはjapanese(ジャパニーズ）の『J』なんです。
昔からJ形瓦と呼んでいた訳ではありません。
１９９６年（今から２０年前ぐらい）にJIS(日本工業規格）の改訂において、『J』と名付けられました。
【和瓦（陶器瓦）】の耐用年数
全国的で最も使用されている屋根材の和瓦（陶器瓦）は粘土を焼いた陶器なので
耐用年数はおおよそ５０年〜１００年と長いのが特徴です。
耐用年数が長いことに加え、塗装なども必要ないため和瓦自体のメンテナンスはほとんど必要ありません。
もちろん屋根の印象を変えたいという理由から和柄に適した塗料も販売されておりますが、基本的には屋根塗料は不要です。
和瓦は和瓦でしか出せないテイストがあるので今でも多くのお住まいで使われています。
また、重量(耐震性)の問題もあるので、和瓦を使った住宅は年々減少しています。
その一方で、洋風の住宅にも適合したデザイン( F型瓦)という瓦は、新築分野でデザイン性の高さと耐用年数の長さが好評で、今人気が出ています。
和瓦のメンテナンス時期
上記でお話した通り、和瓦の耐用年数は５０年〜１００年と全ての屋根材の中でも最も長く、色褪せもないので塗装の必要もありません。
また、和瓦が割れることがありますが、破損や飛び散った瓦を差し替えたり、葺き直したりすることで長期的に維持できます。
メンテナンスの時期については、台風や地震などの自然災害が起きた際に、瓦の破損やズレなどの状態確認を行うようにして下さい。
瓦と瓦の隙間を埋める漆喰の剥がれが原因となって雨漏りが発生することもあるので、漆喰の塗り替えに合わせてメンテナンス計画を立てることも大切です。
リフォームのポイント
和瓦工事、コロニアル工事、板金工事(金属屋根の工事)は、同じ屋根工事分野でもそれぞれ必要とする技術や職人が異なるので、
本職である和瓦工事会社(瓦職人)に依頼するのが一番です。
和瓦の葺き替えリフォームの際には、軽量屋根を用いるのがオススメ
耐震性のことを考えて、重い瓦をやめて、軽い屋根に変えたいというご相談は多いです。
特に古い家では、瓦の重みで家の一部がゆがんだり、襖が開けにくくなったりということもよくあります。
建物への負担が結構かかる為、台風や地震時のリスクを考えるなら軽い屋根材へ葺き替える方が安心です。
和瓦は長寿命だが、建物の老朽化が進行している場合は、葺き替え工事の検討が必要
和瓦の寿命自体は長いですが、建物の老朽化が進行している場合は、瓦の下の防水シートが破れていたり、瓦の隙間から水がしみ込んだりする可能性があります。建物の老朽化が進んでいる場合は、台風の後などに、一度点検をしてもらうといいでしょう。
旧耐震基準で建築された和瓦の戸建て住宅は、葺き替え(屋根の軽量化)の際に自治体から補助金が支給されることもある。
※各自治体によって、補助の条件や内容が異なるので、あらかじめお住まいの土地の役所の窓口に問い合わせたり、
ホームページをチェックしたりするようにしてください。
必要に応じて屋根の破損状況を写真での確認や、書類作成など弊社で承りますのでご相談ください。
昨今、日本だけではなく世界中で気候に関する自然災害が増えています。
自然災害は事前にどれだけの被害があるか計り知れない為、災害にあった時のリスクを最小限に留められるように独自に考えておかなくてはならないでしょう。
災害があっても、大事なお住まいを守れるように、耐震性や耐久性に長けた屋根材を選んでみてはいかがでしょうか。
ということで、今回は和瓦についてご説明させていただきました！
次回は＞＞＞『瓦棒葺き屋根』の耐用年数についてお話させていただきます。
他にも何かご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
そして見積もりだけでも欲しい！という方無料でお見積りいたしますのでお待ちしております。