板金新設工事行いました

 

こんにちは、株式会社Grow upの広報担当です。

 

最近施工した『板金新設工事』をご紹介します。

 

 

板金って何?

 

屋根の板金は、主にスレート系の屋根を止めている金属部分のことを指します。

屋根板の接合部分を板金で覆い、雨水や虫の侵入を防いだり、各屋根材を繋ぎ留めたりする役割があります。

最近はガルバリウム鋼板が主流ですが、銅製品やトタン、ステンレスも屋根板金の1つです。

 

 

屋根材が重なる所に被せるような形で使用します。

 

写真で言うと黄色の点線で囲われている部分が棟板金となります。

経年劣化で、板金が錆びていて色褪せが目立ちます。

 

板金自体の劣化もありますが、板金の中に設置されている貫板も腐食していることも多いです。

 

 

板金を外してみると、中の貫板(ぬきいた)が腐食して、劣化しているのがわかります。

 

腐食したまま放置すると雨漏りに繋がりますので定期的なメンテナンスと修理が必要になります。

 

棟板金の役割と寿命、そして劣化の原因

 

棟板金とは、スレートの屋根(コロニアル系)に使用されます。

屋根と屋根の繋ぎ目の尖った部分の金属板のことを言います。

 

風雨や紫外線、飛来物などの被害を一番受けやすい屋根の弱い部分であるため、金属板で屋根と家を守っています。

ですが、一番自然の力を受けやすい部分でもあるため、劣化もしやすいです。

 

古い家屋になると、棟板金は錆びやすいトタンが使用されていたり下地は木材を使用されていることが多いため、金属部分は錆びやすく、下地の木材は腐食しやすく、劣化しやすいものであることが多かったそうです。

 

現在は、錆びにくいガルバニウム鋼板を使用しており、耐用年数もアップしています。

また、固定金具(釘)も鉄ではなく、こちらも錆びにくいステンレス製を使用し、下地は腐りにくい樹脂製のものを使用するようになっているので、昔に比べると断然耐久性が格段に上がっています。

 

 

 

棟板金の劣化の流れ

 

棟板金の劣化は、まず、強風や突風などの風圧を受けたり、釘が雨水などで錆びて膨張し、釘穴を広げてしまうなどして釘が浮いてきます。

 

また下地に使用されている木材が寒暖によって膨張と収縮を繰り返すことで徐々に緩んで浮いてきてしまいます。

 

次に、棟板金が浮きます。

釘で固定されていますが、釘が緩んで浮いてしまうことで固定が弱まってしまいます。

そして、風に煽られるようになります。

 

強風や突風がくると、浮いた棟板金がめくれあがったり、最悪剥がれて飛ばされてしまうことがあります。

 

めくれたり、剥がれ落ちてしまうと雨漏りの原因の一つになります。

吹き飛ばされてしまうと、最悪近隣の建物や、人に当たってしまうといった危険性もあります。

 

最悪な事態に発展しないよう、定期的なメンテナンスをすることが大切になってきます。

 

 

古い貫板を撤去して、新しく設置します。

 

 

新設した、貫板の素材は、木製ではなく『樹脂材』なので木材に比べると『水に強く、しなやかで折れにくい』等のメリットがあります。

 

特に、屋根材料として、水に強いという点はとても心強い特徴です。

 

樹脂材は基本的に水を吸わず、雨水を吸って腐り朽ちるということが少なくなります。

 

これらの副資材を使用する箇所は、多くの場合屋根材を固定するための下地の箇所です。

下地が腐って屋根材の固定ができなくなると、屋根材はズレたり、浮いたりして、さらに、雨水を呼び込みやすい状態になります。

 

しかし、デメリットとして・・・

 

・値段が高い

・熱に弱い

 

等が挙げられます。

 

 

従来の木材に比べ、どうしても値段が高くなる傾向にあり、その分の工事の値段は上がります。

また、木材と比べると熱に弱く、劣化すると形状が変異する場合もあります。

 

 

板金を上から被せて完工になります。

 

施工前と比較してみても外観綺麗になったのがわかると思います。

 

 

屋根の上は普段目で確認できないので、10年〜15年目安で業者にメンテナンスや、修繕の依頼を頼みましょう。

 

ご自身で確認する際は、くれぐれも落下などがないように気をつけましょう。

 

 

屋根の修繕工事、外壁塗装、内装リフォーム全般承りますので、お見積もりだけでもという方も大歓迎です!

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